なぜ幼稚園の先生は長続きしないのか。
春です。
この季節は先生方がお辞めになられて非常に悲しい時期であります。とは言っても幼稚園の先生は年中お辞めになられます。急遽帰国のお知らせとお便りでもらっても驚きはしません。
ベトナムには日系(日本人経営または日本人が関与している)幼稚園は多数存在しておりますが一番大きな問題は幼稚園教諭または保育士の長期雇用継続が難しく、頻繁にお辞めになられていることから現地での教育に長けた先生が少ない。
幼稚園教諭または保育士も基本的には現地採用です。某求人情報から推測すると、月給1000ドルから1500ドルでしょう。
日本からこられる先生方はベトナムは物価が安くて月給10万円でも少しは貯金できるかもと淡い希望を抱いていた方もいるかもしれません。
しかし、現実はそう甘くありません。
児童の月謝は諸々合わせると7万円から8万円です。
園には200名から300名の児童がいます。単純に園の月商は1,500万円、年間にすると2億円近い金額に上ります。
家賃や人件費を引いても莫大な金額が代表まはた理事に渡ります。
ご興味があるかたは計算してみてください。
ベトナム人スタッフの月給4万円×20名=80万円
日本人スタッフの月給15万円×10名=150万円
園の賃借料 50万円
バス代 15万円×5台=75万円
合計:355万円
収入1,500万円ー経費355万円=粗利1,145万円
もちろん、その他経費もあるでしょう。それを加味しても月に数百万円を理事や代表で山分けですよ。
恐らく、この莫大な金の流れがあるので、某み〇い幼稚園の園長先生も独立されお〇ぞら幼稚園をベトナム人弁護士と一緒に作られたのでしょう。
※園長先生は基本的に現地採用です。
筆者が教育者なら絶対に幼稚園や小学校を作ってぼろ儲けしてます。
幼稚園、サッカースクール、日本人学校など高利益率ですから、夢と希望あふれる若い有能な教諭陣を採用して搾取すれば毎日豪遊できます。
以前、このブログでも書きましたが若くて能力もあり自己犠牲を苦とも思わない若者が沢山います。彼らがこのブログを読むことはないでしょうが、我々経営層からすると一番簡単に搾取できる人材です。
ここで挙げた教育機関で働く教諭や日本からインターンシップという意味不明な制度を利用して激安給与で働いて搾取される若者。
結局、長続きしませんけどね。
つづく