ベトナム政府は全国民の70％にワクチン接種2回を推し進めています。現時点では約8％が１回目接種完了、約1％が2回接種完了と見られています。8月に入り毎日物凄い勢いで接種しておりますので日ごとに増加しておりますので正確な数字は保健省HPでご確認ください。

保健省によると2022年1月までに人口70％にワクチン接種2回を完了させたいと目標を発表しています。

有識者の意見ですと、無理ではないが途方もない目標で実現させることは極めて困難とのことです。

この情報は毎日更新されておりますので、常時保健省HPを参考にされることをお勧めします。

そうは言っても、まだまだ課題は残ります。

１．ワクチン保管専用冷蔵庫⇒備蓄できる量に限りがあります。
２．ワクチン輸入量⇒まだ1000万回分も輸入出来てません。
３．中国製ワクチン⇒なぜだかベトナム国民が最も嫌いな中国製ワクチンが多くなってます。接種拒否する方が続出。
４．ワクチン接種場所⇒夏休み中が学校、幼稚園を会場として利用しました。学校が再開されたら接種会場が不足？？となると、来年まで学校再開不可能？？

筆者の考えですと、最速で2022年夏まで掛かります。

ベトナム政府はそれまで規制緩和せずに封鎖、隔離を徹底する方向を貫くのか。
それとも、日本やイギリスのように緩和して国民の行動制限解除し経済復興に舵を切るのでしょうか。

例えば、人間でも摂食障害や癌患者など一定期間栄養摂取しないと衰弱していきます。限度を越えた時間、十分な栄養を与えないと臓器や脳機能まで浸食し機能が低下していきます。ここまで衰弱すると後で十分な栄養を与えたところで臓器や脳は回復しません。以前の姿に戻ることはありません。

ベトナム経済はどこまで耐えられるのでしょうか。一線を越えると回復不可能な領域に突入します。もちろん、10年、20年待てばまた経済も復活するでしょう。それでは意味がありません。

いつ規制緩和に舵を切るのか。一度、政府高官に聞いてみたいものです。