一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

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結局何人か判らなくハーフ君たち



つまるところ、ハーフ君、ハーフちゃんは何人なんでしょう。


父が日本人、母がベトナム人だったりその逆もありますがその子供たちは何人に属するんでしょう。国籍上の問題ではありません。


ではどのようにしてハーフ君は自身の国籍を判断するのでしょうか。アイデンティティーは何なんでしょうか。
やはり、単純明快なのが言語能力であり言語能力が劣っているとその判断が鈍る結果に陥っているようです。


先日、14歳のハーフ君に会いました。


小学校までは日本人学校へ通っていたそうですが小5くらいからインターへ転校したそうです。理由は勉強について行けなくなったからだそうです。ハーフ君たちの大多数は日本語能力が未発達で低学年までは何とかついていけますが、それ以上になると日本語がわからないから算数の文章問題、理科、社会、歴史と全部できなくなります。


日本人学校は勉強するところですので、勉強ができなくなると面白くなくなりますよね。結果、彼はインターへ転校し今に至る訳です。


彼は悩んでいました。結局、日本語も英語もベトナム語も全部中途半端だと嘆いていました。
彼は言葉にこそしていませんでしたが、「自分は何者なのか。何人なのか。」


生まれも育ちもベトナムのハーフ君。日本との繋がりは日本語と父親(日本人)だけ。父親は普遍的であるが、日本語ができない自分は日本人ではないと思ってしまう。



筆者はハーフ君に何もアドバイスで来ませんでした。


彼らは何人なのだろうか。証拠は?彼らが求めているのは国籍(パスポート)などではない確かな根拠またはアイデンティティーなのかもしれない。


もし、読者の方でいいアドバイスがあればコメントください。

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