ベトナムで愛社精神は育つのか
「ベトナムには愛社精神がない」と嘆く日本人駐在員の声が良く聞こえてきます。
駐在員と言っても60代でしょうか。若い駐在員や管理者はあまり愛社精神だとか口にしません。
・どうやってベトナム人を育てればいいのか。
・折角育ったと思ったら勤続2-3年で辞めてします。
・契約更新の度に昇給を迫られ、年々税引き後利益が減っていく。
・ベトナム人は金かとつい思ってしまう。
・ベトナム人マネージャーは部下を育てられないので、社長自身で直接指導している。
いやー本当に切りがない。
厳しいいい方をするとダメダメ社長、経営者が多すぎる。
仕方ないですよ、日本ではただの名ばかり管理職だったのですから、海外しかもベトナム人を管理するなんて無理ですよ。
一方で、中小企業の社長さんが直接ベトナムで手腕を発揮されるパターンが多々見られます。これは素晴らしい。
日本の社長でもあるので、一つ一つの決定に肝が据わっている。
日本本社の顔色を伺っていないので、即決できる。ブレない。
これだったら、ベトナム人スタッフから信用されますよ。
話をもとに戻しましょう。
「ベトナムで愛社精神は育つのか」
答えはYESです。
貴殿がスタッフの事を信用して愛せばベトナム人スタッフにも愛社精神は育ちます。
もし、できないのでしたら貴殿はベトナム人スタッフのことを信用しきれていないのではないでしょうか。愛しきれていないのではないでしょうか。
筆者の知人で「信と愛」を貫きベトナムで成功された方も数人いらっしゃいました。
個人事業主で元手数百万円で始められて十数年で数十億円の資産を築きかれた方もいます。
いずれも、スタッフを信用し仕事を任せ、そして愛していました。
読者の貴殿にそれができますか?
もし、できないのでしたらそれができる管理者に権限を委譲しましょう。
幸運を祈ります。
つづく