公金横領で裁判!中部の幼稚園を巡る闇
先日、ベトナム中部で働いている政府関係者から久々に会うことができましたのでその際の噂話を書いてみたいと思います。
ベトナム中部には主にQuang Tri省、Hue市、ダナン市、Quang Nam省があります。
敢えて特定はしませんので皆さんのご想像にお任せします。
今、日本人の協力を得てベトナム中部で幼稚園経営を行っているAさんと親族の公金横領に纏わるお話です。
Aさんは親族からの遺産を元にビジネスを展開、10年程前から幼稚園経営にも参入し今では有名になり入園待ちも珍しくありません。
しかし、ここになってAさんが親族から相続した幼稚園の敷地が政府機関から返還を求められる裁判を起こされることになりました。
結局、裁判には負け政府に返却となる見通しです。2020年には移転が決まったようです。
なぜ、現在幼稚園が建っている敷地を政府に返す必要があるのでしょうか。
それは、Aさんの親戚(故人)に纏わるお話になります。
この親戚をB氏と呼ぶことにしましょう。
B氏はベトナム中部でも有力な国営企業の社長で当時この地方で一番裕福であったと聞いています。
いくら国営企業社長がこの地方で頂点を極めるにはある手法がありました。
その手口とは、国債発行事務を行っていた女性と親しくなり国債を自由に発行できるようになりました。その後、この地方にある土地を国債で買いあさりました。名義はもちろん、B氏です。
当時、国債発行を承認した政府上層部も関与していたと言われておりこの問題が表にでると既に引退された政府高官も逮捕されることになるのでしょうか。
B氏は若くしこの世をさることになりますが、その財産をAさんは相続することになります。
恐らく、B氏及び当時の政府高官が死亡または引退したことでこの件が明るみに出てきているのではと思います。
いずれにしても、B氏の遺産による噂はあと数十年語り継がれることになるでしょう。
つづく