一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

<業務連絡>3月までにやっておきたいお仕事。

<業務連絡>になります。(笑
昨年ベトナムに赴任したばかりの管理者の方向けの記事になります。


毎年3月になりますと当局へ提出しなければならない資料を多くなります。
その中で私が把握しているものを列挙致しますのでご参考にして下さい。


1.法定監査報告書
2.税務署 決算書
3.個人所得税確定申告
4.税関 決算書


残すところ、一ヶ月となりましたまだ準備されていない場合はお急ぎ下さい。


                                つづく

ホーチミン7区のマンションを購入しました

ベトナムで長らく駐在員をやっておりますと小銭も貯まるもので先日、ホーチミン7区にありますPhuMyHung地区のマンションを購入してみました。


数年前から購入を考えておりましたので、モデルルームや物件見学など数十か所まわりましたので少しは皆さんの参考になるかと思います。


さて、本題に入る前に基礎問題です。


問題1:外国人は不動産(土地、マンション)を購入して所有することができるでしょう
   か。
回答1:一部のマンションは購入できます。土地はまだ購入できません。
   ちなみに、工業団地などの土地は工場建設等の目的で期限付きですが購入できま
   す。


問題2:仮に不動産を購入できたとして、将来転売した際に現金を日本に送金できるでし
   ょうか。
回答2:日本に送金する方法はあります。しかし、実際に家賃収入などを日本に送金でき
   ない事例は多発しておりますのでご注意下さい。



本題に入りましょう。


私が購入した物件はPhu My Hung地区にあるリバーサイドレジデンスです。
価格は日本円で2千万円、広さは100平米でした。
中古物件でしたので支払い方法は現金一括になりました。


築10年くらいになりますので少々古い感じはありますが名前の通り川にも面してまして気持ちのいい風が吹いてきます。日本人学校や幼稚園もタクシーで5分圏内にありますので子育てするにもいい場所だと思いました。
買い物も大型ショッピングモール「クレセントモール」もタクシーで5分(25,000ドン)で行けますし、食事はクレセントモール内の「寿司浦江亭」や5階には「スキ屋」もあります。毎日は行けませんが、たまにはいいでしょう。
PhuMyHungは単身者には少し不便かもしれません。やはり、一人で行ける居酒屋が少ないかもしれません。



今回、私は地理的要因と当レジデンスの環境で購入を決めました。実際に住む場合はこれで問題ないでしょう。


一方、長期的投資でPhuMyHung地区の物件を購入されるのでしたらおススメしません。近年地価も値上がりしてネット媒体などの情報を見る限りでは優良物件が沢山あるかのように思います。しかし、PhuMyHung地区にある物件の殆どを見た私から言いますと『欠陥住宅』ばかりです。施工も雑ですし、安いペンキを使っているので数年経つと外壁も黒っぽくなります。
管理用は毎月1万円以上支払っているのにサービスは良くない。PhuMyHung地区の均衡にゴミ処理場があり、雨が降ると風向きによっては一日中悪臭が漂っています。


近年ではホーチミン全土で中流層向けや高所得者層向けに立派なマンションが沢山できており、良質な物件も出てきています。消費者の目が肥えてくるとこういった細かい点に気づき誰もPhuMyHung地区の物件を投資対象にしないのではないでしょうか。



私も投資対象として本当に良質なマンションを探しました。
BinhThanh区にあるCityGardenです。施工も非常によい物件です。レセプションのスタッフやガードマンの非常にいい笑顔です。(笑
価格は平米当たり3500ドルを超えますが近い将来さらに上がりますね。6年前に建てられた棟を見ても全く経年劣化など見当たりません。修繕がしっかりしているからでしょう。


皆さんの不動産投資する際は一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
※CityGardenは外国人に販売する際はプラス30%上乗せになりますのでご注意下さい。


                                    つづく

ベトナム人はシンチャオ(Xin Chao)と言わない

ベトナムに赴任して最初に勉強するベトナム語にはいくつかありますが、その中でも有名な語句を見ていきたいと思います。


最も有名なベトナム語ベスト3


1.シンチャオ(Xin Chao):こんにちは
2.カムオン(Cam on):ありがとう
3.タンビエット(Tam Biet):さよなら


※上記ベトナム語には声調記号などは省略しております。



私はいつも思うことがありますが、ベトナム語の教科書、観光案内などでよく紹介される3語ですが実際にベトナム人からこのような単語で話しかけられたことがありません。


それでは細かく見て行きましょう。


1.シンチャオ:こんにちは


解説:確かにこの単語は存在しますが、これのみで使用されることはありません。日常生活で使われ方を下に例を示してみました。


A君(30歳男性):チャオ エム (Chao em) こんにちは
Dさん(25歳女性):チャオ アン (Chao anh) こんにちは


これは、30歳男性と25歳女性の挨拶の一例です。チャオ(Chao)は使ってますが、シン(Xin)はありません。さらに、人称代名詞であるエム(Em)やアン(Anh)を使っています。
エムやアンを使うことによって、相手との上下関係をはっきりさせます。曖昧はよくないですね。シンチャオ(Xin Chao)には人称代名詞がありませんので、通常使われることはありません。※一定の条件下では例外もあります。



2.カムオン:ありがとう


解説:この単語もシンチャオ(Xin Chao)と同様にこれのみで使用されることはありません。ベトナム語では人称代名詞を使うことでお互いに距離感を認識することができます。もっと言えば、相手も尊重する際にもこの人称代名詞が大活躍します。
心を込めて「カムオン(ありがとう)」と相手に伝える時に人称代名詞がないのは失礼にあたるでしょう。
読者の皆さんは外国人ですので、ここまでは気にされなくても大丈夫ですが知っているとよりベトナム人の方と仲良くなれるかもしれません。


3.タンビエット(Tam Biet)


解説:これはちょっと特別です。そもそも、日常生活で「Tam Biet+人称代名詞」を聞いたことがありません。ニュース番組の終わりにニュースキャスターが使っていたかもしれません。それほど、ベトナムで生活していて滅多にお目に掛かれない言葉です。
もし、皆さんがタンビエット(Tam Biet)を遭遇できましたら貴重な体験かもしれません。



                                 以上


                                   つづく