ハノイ人、フエ人などなどベトナムには生まれた場所での繋がりを大事にする文化があります。同郷の人間こそ信用でき、ビジネスでもその交友関係で成功することもありますし逆に一つのチームにハノイ人とサイゴン人?を混ぜたことでまとまりがなくビジネスで失敗なんてこともあったりします。
今日の本題はサイゴン人です。
読者の皆さんはサイゴン人に会ったことがありますか?
今や絶滅危惧種に指定される程、稀な存在であるサイゴン人(ホーチミン人)ですが、筆者も未だかつてサイゴン人と思われる人に数名しか会っていません。
サイゴン人の条件
昔からサイゴンに住んでいる人 少なくても三代以上はサイゴンに住んでいること。
簡単に言えば、お爺さんやお婆さんもサイゴン生まれであること。
実際にお爺さんもサイゴン生まれである生粋のサイゴン人には筆者も会ったことがありません。自称、ホーチミン人は多くおります。彼らの大多数はホーチミン生まれであって親の出身地を聞くと大概どこか地方の場合が多く話している言葉も文化もサイゴンのもととは異なります。
先日、ベトナム戦争前から続いている食堂へ行った際に同席した役人から聞いた話では生粋のサイゴン人は既にアメリカへ移住してしまったとのことでした。
最近の筆者はもしかしたら、まだ生き残りがいるかもしれないと少なからず希望を持ちながら目下サイゴン人を探し続けています。
生粋のサイゴン人を発見されたかたは是非、教えてください。
独特な文化圏で生き抜いた方々なので、所謂 絶滅した恐竜のようなものでしょうか。