コロナ前くらいだったでしょうか。
ベトナム共産党が賄賂撲滅キャンペーンを推し進めるようになっておりますがさらに『強化』しているようです。
成功するかどうかわかりませんが、人件費などを除く公的支出の2割ほどが賄賂として共産党幹部の懐に入る仕組みは国家予算を圧迫していることは誰しもが理解しています。
ドイモイ政策に舵を切ってから社会主義国家が資本主義陣営の仲間入りをするのではないかという期待から日本やアメリカなど多くの国が投資や融資を継続的に繰り返しベトナム政府はある意味外貨獲得に成功してきました。
要するに外国から獲得した外貨で潤った経済で共産党員にも還元すべきというのが党員の考えですし、あのベトナム戦争の功労者も賄賂で裕福になる権利がある(戦利品として)これが基本的な考え方です。
あのベトナム戦争の功労者もほぼ引退し、無能な共産党幹部が居残った現実があります。
以前から無能な党員は多かったのですが、唯一長年に渡り外貨獲得したことは「成功」ともいえるでしょう。
ドイモイ以降現在まで党がやったことは外貨獲得とそれで得た冨を賄賂として党員に還元すること、この一点に尽きます。
ただ、コロナ以降急速な経済低迷が顕著になりました。
これにはもう打つ手がありません。
・外貨借り入れも限度額まで達しています。
・日本のODAも賄賂が顕著なため、たまに断られることも多々あります。
・工業団地ももう人手不足や良好な立地が残されておらず、これから増える見込みはありません。
・主力産業であった繊維も昨今の戦争で需要が低迷
・労働輸出だけは何とか継続していますが、地下銀行の取り締まりが強化されリアルタイムに現金がベトナムに入ってこなくなりました。
そこで党員が目を付けた政策が無駄な出費である公的支出を原資とする賄賂を減らすこと。
実際、党員もそこそこ裕福になりました。さらにベトナム戦争功労者も引退したので、絶対的権力者がいなくなりました。(※地方を縄張りとする絶対的権力者は共産党書記長よりも実質強い場合がありました)
ベトナムが生き残る手は一つ。
賄賂を撲滅することで財源を捻出すること、さらに賄賂撲滅で新たな経済活性化や投資を呼び込む目的もあったりなかったりいます。
私の見立てでは賄賂撲滅キャンペーン(強化)が失敗すれば、ベトナム経済もしばらくは低迷するでしょう。
この5年で賄賂がなくなるかどうか注目です。