一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

ユニクロHCM店がオープンできない理由

ユニクロのHPによると2019年秋にユニクロがホーチミン市内に1号店をオープンさせるとのことでした。
秋って何月でしょうか。
やっぱり日本人なら9月をイメージしますよね?


「秋」は10月ではなく9月でしょう。


筆者の感覚では2019年秋とは2019年9月を指します。
(ここだけの話ですが、ユニクロベトナムに25%出資している〇〇社情報によると2019年9月オープンでした。)


今日は、10月7日です。


つまり、ホーチミ市内1号店のオープンが遅れていると考えざるを得ません。
(ユニクロベトナムからすると遅れていない、11月も秋の範囲内であると反論されそうですが、、、)


巷の噂によるとLeThanhTon通りのVincomセンター向いにある元パークソンの中にユニクロ1号店がオープンするそうです。


昨日、元パークソン前を車で通りましたが内装工事している雰囲気は感じられませんでした。


やっぱり遅れてるのでしょうか。


『ベトナムの悪夢』の再来でしょうか。


ベトナムの悪夢
実例1:大手コンビニが合弁先に乗っ取られる。その後、独自に出店をやり直す。
<解説:一店舗あたり1000万円で出店できるんです、直ぐに100店舗出しますと筆者の前で語っていた社長さんが懐かしい。あれから、直ぐにローカル企業と破断、ゼロから出直し出店でした。ローカル企業は彼らが一生懸命オープンせた店舗の所有権を持っていたのか知りませんが、店名を変えて今でも商売続けてます。>


実例2:最大手トイレメーカー独資で進出するもシェア取れず。
<解説:日本2位の競合がベトナム進出で成功しているのを横目でみて、自分の方がもっと売れるはずと勘違いしたんでしょうか。後発でしたが、独資で進出。見事失敗。10年以上経ちましたが、日本2位の競合の活躍には足元にも及びません。>


実例3:最大手専門商社(年商2兆円)がベトナム最大手商社と合弁するも、決定権がなく合弁先の顔色を伺う毎日。
<解説:日本では業界No.1の売上を誇る企業ですが、ベトナムでは全く力を発揮できず、可哀そうな毎日を過ごしていました。特に初代現地法人社長は本当に名ばかり管理職でした。>


実例4:現地スタッフの言いなりになり現金数億円を事務所金庫に入れ、全額持ち逃げされる。
<解説:現地スタッフに舐められ過ぎた日本人社長です。日本人は一般的に人を信じてしまいますから仕方ないですね。>


実例5:商社御三家の一つ日系で初となる商社ライセンス取得するが実際には独資では何も販売できないライセンスで商売ならず。


<解説:確か、福田首相の息子さんがハノイのThangLong工業団地に来られる前でした。商社ライセンス取得と新聞発表してましたが、実際には直接販売できずベトナム企業を通さなければなりませんでした。原因はベトナム人スタッフの不勉強です。あと、通訳ミス。日本人上司が正確な判断ができませんでした。聞く所によると、当時ある弱小商社は既に商社ライセンス取得し輸入から販売まで独資で完結していたそうです。>





話をもとに戻しましょう。


皆さんはユニクロがどんな社風を持っているかご存知ですか。
ユニクロでは柳井社長の言葉が絶対です。
昔、「お客様は神様」のような言葉がありました。
ユニクロでは「柳井社長が神様です。」
お客様より優先すべきは柳井社長のご意思です。
柳井教祖の命令が聞けない社員や協力会社の未来はありません。


その柳井社長が2019年秋にHCM店オープンと1年前から命令を下しているにも関わらず、まだオープンできていない。



これは事件です。


筆者の分析


ベトナムに赴任している社員は一生懸命頑張っている。
ただ、ベトナムならではの障害に苦労して思うように進まない。


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ベトナム人スタッフ:「ベトナムでは小売りは難しいんです。関係当局と調整しなければなりません。〇〇省はOK出てますが、HCM市の〇〇局長が納得されてないそうです。賄賂を払った方がいいです。


日本人上司「ベトナムだから仕方ないか。郷に入っては郷に従えだな。いくら払えばいい?」


ベトナム人スタッフ「そうですね。ベトナムでは賄賂を払わないと何も進みません。関係省庁全部合わせて1000万円くらいでいいと思います。


日本人上司「そうか。結構沢山いるんだな。私のポケットマネーでは払えないから本社に相談するよ。」


ベトナム人スタッフ「わかりました。本社の決定が出たら教えて下さい。」
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こんな感じでしょうか。


これは筆者の勝手な想像です。


最悪な結果は既に数百万支払っているにもかかわらず、当局の許可が下りないパターンです。



ここで筆者からアドバイス。


<ベトナム人スタッフに騙されている可能性があります。そのスタッフが賄賂の殆どを着服しているかもしれません。本当は、当局の許可が下りているにも関わらず、バカな日本人上司は可愛いスタッフの言うことを鵜呑みするしかありません。可愛いスタッフに限って小悪魔ちゃんなんです。
もし、コンサルティング会社を利用しているのにも関わらず進まないのでしたら、通訳ミスやコンサル担当者の理解力不足によるものでしょう。>



                               つづく









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