一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

読者コメント紹介「アイデンティティについて」

今回は読者から届いたご意見を掲載します。
こちらのコメントは【結局何人か判らなくハーフ君たち】に寄せられた感想になります。


あくまでも私見です


宇多田ヒカルのネット記事で、「日本語と英語と自分はバランスが取れているけど、多くのバイリンガルは英語はよくできても日本語はあやしい、またはその逆の人が多い、自分くらいバランスがいいのはあまりない」みたいなことを発言してるのを昔に読んだ記憶があります。
宇多田ヒカルは両親ともに日本人だけどアメリカ生まれで二重国籍、日本とアメリカを行ったり来たり、かなり特殊な環境で育ったと想像できますが、本が大好きらしく、好きな作家リストの中に「中上健次」が含まれるのにびっくりしました。私もベトナムに行く前によく読んだ作家ですが、明るいポップな感じの宇多田ヒカルとはイメージが遠いような気がして。「中上健二の文章は英語みたいな日本語でおもしろい」と言ってますが。確かにあのうねうねした文体は英語的かもしれない。他にはガルシア・マルケスという作家も挙げていて、この人の文体もうねうねしてる。ガルシア・マルケスは「百年の孤独」の作者です。
宇多田ヒカルも中上健次も自身のIDが何なのかを問い続けてる人たちで、特に中上健次は壮絶とも言えるかもしれないです。


バスケットの八村塁という選手を知っていますか?母が日本人、父が黒人のハーフで日本で生まれ育った人です。容貌は完全に黒人、だけど本人は「自分は日本人、日本のために頑張る」と公言しているようです。


京都特有の野菜で、九条ネギとか万願寺とうがらし、聖護院大根、賀茂なす、なんてのを聞いたことがありますか?これらは京都のその土地でないとできないとかいう独特の野菜で、その種を別の土地に植えても同じものはできないらしいです。土と気候がそれでないとダメとか。
まあ、実際にはやたらブランド化して高値で取引してるだけな感じがして私は好きでもないしあえて買いもしませんが。


何が言いたいかというと、両親の国籍や民族がその子供のアイデンティティに影響を与えるよりも、生育過程での使用言語や環境、両親や親族、学校の先生や友人、その他地域などでの関わりによってその人となりや才能が形成されるのではないかという、あくまでも私見です。

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