日本ODA事業が進まない理由
ベトナム国内でいくつかODAで行われている事業が進んでいないとは思いませんか。
ホーチミン市内からビエンフォア市に向かって伸びている鉄道やChoRay病院2が代表的な例かと思います。どちらも円借であり、実際に建設工事にあたるゼネコンは日系でなければなりません。
以前もこのブログで書いておりますが、考えられる理由を上げてみましょう。
①もう海外から借金したくない
ODAとは名ばかりの借金です。将来的に日本政府に返済しなければなりません。
②ゼネコンや専門家は日本人を指名しなければならず、ベトナム人の旨味が目びりする。
昔であれば、多くのベトナム人が納得していたでしょう。
今のベトナムは相手が日本であろうとも、指図は受けたくありません。
自由度の低い資金調達は避ける傾向にあります。
もしかしたら、ホーチミン市内の鉄道も実際は中止したかったのかもしれません。