なぜ彼らは現地採用(月給10万円)で働くのか
以前も現地採用を取り上げたことがありましたが、今回は改めて「なぜ」に迫りたいと思います。
昨日、知人のベトナム人が日本人と結婚したと言うので一緒に食事をすることになった。彼とは5年以上前から知り合いであったが、今回結婚することになり急遽彼を日本から呼び寄せたそうだ。
で、彼は今毎日何をしているの?
中々聞けなかったがついに質問できました。
日本から来たばかりで何もしていないとのこと。無職です。
年齢は40歳。
即戦力となるような職務経験はなし。
ベトナムの彼女から仕事の斡旋や起業なども含めて手伝って欲しいと依頼されたが正直頭に思い浮かばない。
月給10万円でいいんだったら、某日系ピザ屋さんのマネージャーなどで求人が出ていたはず。でも、40歳で月給10万円では私として紹介しづらい。
本当に困った。学歴も高卒だそうで、労働許可書取得も難しそう、、、
起業しかない。
彼に勧められるのは起業しかない。
現地採用だったらよくて月給10万円だろう。日本語教師にでもなったら条件によっては月給数万円と非常に低賃金になる。
そう簡単に起業もできない。
やはり、帰国か。
月給10万円に我慢できてとしても1年~2年だろう。
そうやって、帰国した同胞達を何人も見ている私は彼に対してアドバイスができない。
一体、あなたは何をしにベトナムへ来ましたか。
いや、何ができますか。目的は何でもいい。
何ができますか?
非常に悩ましい。答えがでない問題です。
私は二十数年前、1年間だけベトナムで日本語教師をしていたことがありました。
当時の給与は月給1万円です。
しかも、最後の月は給与を払って貰えませんでした。
(今も存在する〇〇〇日越友好協会が行っていた事業でした。今思えば、ベトナム現地事務所を管轄していたベトナム人が資金を横領していたんでしょうね。)
つづく