日本人とベトナム人 どちらが優秀?
日本人労働者とベトナム人労働者(いずれも一般社員)で能力を比較した場合どちらが優秀でしょうか。
※ここでは管理職や肉体労働者(ワーカー)を除く、一般的なオフィスワーカーに限定します。
私も長年、日本人とベトナム人の部下や同僚を目にしてきました。
私の経験からすると、ベトナム人スタッフは上司の力量次第で飛躍的に能力を発揮することができます。
一方、基本スペックが高いように思われる日本人スタッフは上司の力量で飛躍的に能力を引き上げることは非常に困難。そもそも、日本人は何を目的に働いているのか明確化されておらず、目的意識も低い。殆どが給料泥棒でしょう。
20年程前、ハノイで現地法人代表を任されていた頃の話です。
当時、スタッフの給与は150ドルから200ドルくらいでした。彼らと昼食を食べに行く時は私が率先して支払うようにしていました。私と彼らの給与格差を考えれば当然だろうと勝手に考えていました。
するとある日、スタッフの一人が私に次のように言いました。
「あなたは社長でも、オーナーではありません。あなたも私達と一緒でサラリーマンです。お昼ごはん代くらい私達も払うことができます。」
それ以来、順番で支払うようになりました。
その言葉を口にしたスタッフは今では会社になくてはならない存在になり、社の大黒柱になっています。
きちっとした目的意識と自覚を持って働いていた証ではないでしょうか。
つづく