一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

外国人労働者(研修生、実習生)の労働環境

外国人労働者(研修生、実習生)の労働環境の実態を少し書いてみます。
前回でも最後の方で記載しておりますが、ここで言う外国人労働者は研修生、実習生を指します。その他、労働者は全く別ですので御留意下さい。



ベトナム人研修生Phuongさん・25歳女性(滞在期間3年の予定で来日)


質問:どんなお仕事ですか?
回答:三〇電機の下請け会社で基盤の組み立て作業しています。
   作業場所は三〇電機の工場の2ラインです。


質問:ベトナム人労働者は何人くらいいますか?
回答:私達の両には30名くらいいます。


質問:日本語はできますか?
回答:挨拶程度ならできます。職場には通訳がいます。


質問:ベトナムのご両親とはよく連絡していますか?
回答:いえ、時々。会社側が許可したパソコンでたまに連絡ができます。


質問:携帯電話はもっていますか?
回答:私の会社では携帯電話の使用は禁止されています。


質問:給与はいくらですか?
回答:多いい月で20万円くらいですかね。残業があればですけど。


質問:貯金はできましたか?ご両親には送金していますか?
回答:来日して1年目から残業はしていましたので、三ヶ月に1度ベトナム人の知り合
   いと通じて送金しています。銀行に行くより手数料が安くて助かっています。


質問:旧正月などで一時帰国はありますか?
回答:私達の会社では許可されていません。3年間はベトナムに一時帰国できません。


             ありがとうございました。


この事業に詳しい方はお分かりかと思いますが、受け入れ企業(三〇電気の下請け)では違法行為があることがわかります。


一つに知識不足(入管法、労働基準法)を知らない場合や知っていても守らないことがあります。基本的にベトナム人労働者は低賃金労働者であることにかわりません。受入れ企業も人件費削減(原価低減)で生き抜いていかなければなりません。


ベトナム人側も少しでもお金を稼いでベトナムのご両親の生活費、借金返済(出国時に送り出し機関に手数料、保証金など100万円)にあてがわなければなりません。
多少の違法行為も我慢しています。


一方、この両者を管理する団体が日本にありますがこの団体も一人当たり毎月3万円から5万円の管理手数料を受け入れ企業から徴収しておりますので、実態を知っていても強くは言えない、または結託してベトナム労働者を食い物にすることも多々あります。


その管理団体には(アイムジャパンやIMP、、〇〇組合など)沢山の公益法人、組合などあります。


この管理団体を監視している団体がさらにあります。
これをJITCOと言います。


このJITCOを管轄している行政機関は入国管理局になります。


これがうまく管理機能が働いていないのが実態です。
なぜか、それは「天下り」や「多額の政治献金」の存在です。


入館のOBはJITCOや管理団体の役員、理事をやっています。公益法人ですのでインタネットで簡単に調べられます。
次に、上納金と呼ばれる政治献金です。
管理団体から政治家(大臣にも)政治献金を行っています。これも調べればわかります。


このように、研修生、実習生から搾取した莫大な利益を享受する方々が日本及びベトナムに多くいますので問題が発生しても中々解決には至りません。


                                    つづく

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