一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

いい人材の集め方

前回の続きになります。


やはりどうやってもいい人材が集まらないとお困りの声が聞こえてきそうです。


優秀な人材は待遇面も気にしますが、自分自身がこの職場で活躍または安定的に働くことができるかを見ます。
簡単に言うと「楽して稼ぐ」のに適した職場か。向上心がある人でも実力の半分くらいで余力を残しつづ長く働きたいものです。毎日、120%の力を出し切ると長続きはしません。



中国の故事の次のような言葉がありました。


「まず隗より始めよ」


解説:〔「戦国策燕策」にある郭隗かくかいの故事。隗が燕の昭王に、賢臣を求めるならまず自分のようなつまらない者を登用せよ、そうすれば賢臣が次々に集まって来るだろうと言ったことから〕


本当に優秀な人材は自身の力量や可能性を知っています。


私の友人で今、大手上場会社の取締役になった方がいました。
彼は新卒でその会社に入社した時に「この会社なら社長にまでなれる」と思ったそうです。裏を返せば、楽な会社なので自分の能力で十分に社長になれると若干22歳で思ったそうです。
それから、30年経った今彼は取締役で次期社長との声も出ているそうです。


もちろん、優秀ではなくても頑張り屋さんも採用したいものです。
この会社で自分の可能性を試したい、成長したいと向上心の強い若い人材も魅力的です。


                                   つづく

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