一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

物流壊滅状態 国家的危機

ドイモイ政策以降、最大の危機を迎えています。


2019年末まで順調に経済発展してきたベトナムですが、2020年1月の新型コロナで傾き、2021年5月から急降下(国民感情が急降下)している状況です。まだ、経済的には動いてはいます。テレワークや今までの在庫でなんとか売上を維持していた企業もあったでしょう。


8月中旬からオンラインショッピングにも支障が発生、商品が届かない事例が多発。フォアーダー、そしてEMS、フェデックス、その他ローカル物流会社にまで波及し物品、書類が届けられない。ベトナムで商売するにはサイン、押印、役所の公証が必須です。それが欠けると経済活動が止まります。筆者もテレワークで輸出書類などサイン、押印しGrabや宅急便で送っておりましたが、今日から一切の業者がストップしました。


書類は必需品ではないと位置づけされているようですね。それがなければ取引、通関、販売、商品発送が止まります。


ホーチミン沖合では沢山のコンテナ船が待ちぼうけ。
ベトナム国内に物資が入ってこない。
製造業、輸入業者も材料、商品が輸入できず生産、販売活動に支障が出ています。


時間差で消費者生活にも影響が出てくるでしょう。



医療現場だって影響出ています。物流業者がストップしていることで、医療機器が届かない。新規入札を公募しても入札書類が届かない。。。


今の政府判断ではF0が事業者で出れば、優先すべき業種ですら営業停止しなければなりません。多くの物流会社の倉庫が封鎖され商品等が届かなくなっています。


食べ物は大丈夫でしょう。食料自給率が200%?を超えているベトナムは田舎からトラックで運べますから、一方でそれ以外の物資(医療機器含む)は輸入が占めています。



この辺で政策転換しなければ、、、、

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