一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

コロナで真価が試される企業価値

2021年5月から今日までベトナム政府が実施する規制は日に日に厳しさを増し、9月15日から少しづつ規制緩和される兆しが見えてきました。


同時にこのコロナ禍で多くの企業が営業停止、工場停止、撤退を余儀なくされる中で営業維持しサービス・商品を提供し続けた企業も数多く存在しています。


操業停止を決断することも苦渋の決断ではありました。


しかしながら、顧客からの需要がなくなった訳ではありません。


ベトナム政府の規制が厳しくなる環境でも操業維持に奮闘した企業には確かに存在しました。正に、『攻めの経営」と言えるのではないでしょうか。


ベトナムコロナ禍 命を懸けた戦いがあったのではないでしょうか。


筆者もそんなに多くの企業と取引はありませんので、ベトナム全土の情報は入っておりませんが数少ない取引先企業の皆さんからの情報でも下記の点で非常に苦労し汗水流し厳しい規制、状況の中で突破口を見出した企業があります。


「政府対応」毎日のように更新される法令に追いつくだけで膨大な労力が必要でした。
「労働者対応」命の方が大切と業務遂行を拒否するスタッフもいました。
「本社対応」当地の状況説明に苦労しました。
「感染対応」専門家の意見もコロコロ変わりました。結局、空気感染?
「顧客対応」顧客が他国に逃げられることもありました。
「隔離対応」社内感染者の隔離、その他対策費に膨大な費用が費やされました。



果たして彼ら(経営者)は利益(算盤勘定)だけで操業を続けていたのでしょうか。


確かな事は、利益(算盤勘定)だけで「命を掛けていた」のではないと言うことです。


上記のような過酷な状況下で尽力された経営者そして一緒に奮闘した労働者の皆さん頑張りはベトナム全土に伝わっていくでしょう。


並々ならないご苦労があったことでしょう。

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