以前もこのブログで取り上げていますが「天馬」元社長が逮捕された事件がありましたね。これはベトナムで逮捕されたのではなく、日本の法律により逮捕された事件になります。

昨今、ベトナムでも賄賂取り締まりキャンページン実施中ですが日本でも同様に逮捕される恐れがありますので読者の皆様もご注意ください。

ベトナムでは保健省幹部やCDC、病院関係者そして医療機器卸代理店まで逮捕が続いています。一方で、日系医療機器メーカーも直販している会社が数社おりますので、日本の法律により裁かれないか非常に心配しております。
ベトナム法により逮捕も考えられますが、日本でも逮捕になりますと親会社の経営層にも大きな影響を与えます。

内視鏡メーカー最大手のO社、昨年大手ローカル企業を買収した衛生材メーカーのO社、その他世界的医療機器メーカーが現地で大量の現金を病院関係者にバラまいている訳ですがいつ日本の捜査対象になるのかヒヤヒヤしています。

ベトナム現地で数億円以上売るためには賄賂は必須と割り切っている日系企業さんもありますからね。医療分野以外でも旧財閥系の現地法人さんでもベトナム公務員へ賄賂渡して便宜図ってもらっています。

結局、ベトナムで賄賂って悪なんでしょうか。それとも必要悪？。またまた正義なのでしょうか？？

※もちろん、これは公務員を対象としているので事業会社の購買部長にキックバックしてもこちらの罪には問われません。また別の法律に抵触するかもしれませんが今回は調べておりません。

参考：不正競争防止法違反（外国公務員贈賄）の罪