一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

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労働許可書申請困難極まる!

2020年頃からでしょうか労働許可書(ワークパーミット)申請が非常に難しくなってきております。今まで多少必要事項を満たしていない方でも融通か効いたもんじゃないですか。高卒でも業者にお願いして10万円から20万円くらい払えば申請書類を勝手に偽造してやってたもんです。依頼した本人や会社側はよく理解せずにお願いしたいたのだと思いますが、上記のようなパターンは申請書類を偽装してました。


卒業証明書の偽造
職務経歴書の偽造
雇用契約書の偽造



原則、外国人がベトナムで働くためにはベトナム人の能力を上回っていることを証明する必要があります。


例えば、大卒かつ長年日本の工場で勤務した経験があり特別な技能を有しているなどベトナム人では代役できないことが条件になります。


要はベトナム人にできる仕事はベトナム人に任せるべきという考えがあります。この考え方はどの国でも同じです。



しかし、ここ2~3年は本当に法律通りに運用し始めました。つまり、偽造は受け付けなくなりました。本来そうあるべき?なんですけど。


そうなりますと、大多数の現地採用で働く日本人は条件を満たすことができません。新卒で現地採用で働こうなんてこれからは無理でしょう。もっと言うと20代で現地採用や駐在もそうとう厳しいですね。


ところで、筆者ですが2020年から労働許可書の更新は止めました。
筆者は大卒で日本やベトナムでの勤務経験もあるんですが、申請書類集めが面倒なのと申請期間がコントロールできないのでもう止めました。


筆者の場合は配偶者がベトナム人ですので、通称親族ビザというもので滞在及び労働ができることになっています。


当局の方もルール通りにきちんと働いて素早く労働許可書を発行してくれればいいんですが、そうも行かないんですよね。いくら申請書類が完璧でも当局の担当官がやる気なければ期限内に更新できず、「一旦海外へ行く」ことにもなりかねません。


ベトナムに滞在し続けるって本当に大変です。

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