一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

テッコンバンクにしてやられました。

ベトナム在住者なら誰でもご存じのテッコンバンク(銀行)にしてやられました。


最近、決裁もスマートフォンのみで送金実行ができ非常に便利であったんですが、ここで思わぬ落とし穴にはまりました。



結果から申し上げますが、「送金キャンセル手数料100万円。もし、実行しない場合が送金額全額へ自社の口座へ戻ってこない。」


先日、弊社から日本の取引先に数千万円送金依頼を実行しました。
それが、数日後書類の不備で追加提出を求められました。ここまでは良くあることです。書類が足りないだと言われるので追加提出する。


そこからです。


銀行側から一度【送金キャンセル】して欲しいと。システム上のことなので気にせずにキャンセルしてください。


そう言われましたので、素直な筆者は実行ボタンを押そうとしたところ【送金キャンセル手数料100万円】と小さく書かれているではありませんか。最初は18万ドン?と思いましたが、よく見るとゼロの数が多く顔が青ざめました。


経理から銀行の担当者に確認させると「知りません。」とのこと。
支店担当者の管轄外とのこと。


さらに、しつこく弊社経理から銀行へ電話したところテッコンバンクシステム上外貨送金を実行しその後にキャンセルした際には為替差損がある場合は全額送金依頼企業が負担することになっているそうです。
いやいや、そもそも送金実行ボタンは押したが書類に不備があって送金できなかった訳だから外貨を買うかどうかは銀行が内々でやっていることでしょう。そのリスクを企業が負うなんて到底受け入れられない。



ここで筆者が直接支店長と面会し一件落着しましたが、もしあの時見逃して送金ボタンを押していたら、、、、と思うとゾッとします。


皆さんも何気なく送金実行していると思いますが、送金キャンセルする際は特に「送金手数料」をチェックしてみてください。
とんでもない額を請求されている可能性もあります。


余談ですが、10年前になりますがベトコンバンクで銀行員が間違って手数料を10,000ドンではなく10,000ドル弊社の口座から引いたこともありました。あの時も筆者がベトコンバンクと直談判してから返済してもらいましたが、見過ごしている読者の方も多いのではないでしょうか。


くれぐれもお気を付けください。

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