一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

ベトナムで亡くなる日本人たち

各社人事系の方々は承知のことと思いますが、ベトナムで亡くなる日本人が一定数おります。ある信頼のおける統計では年間約30~40名だとか言われています。


要因としては、自殺(精神疾患によるもの)や脳卒中などが上げられるそうです。意外にもバイクに跳ねられて死亡は聞いたことがありません。数年前、市営バスにバス停で引かれた日本語教師(確か60代ぐらいで人文社会科学大学構内で日本語教師をされていた方)もありましたが事故死は滅多にないそうです。


自殺や脳卒中は事前にメンタルヘルスに気を付けたり、脳卒中であれば定期健康診断である程度兆候は察知でき予防することができるにも関わらず利益重視の企業では見て見ぬふりをし死に追いやるケースが見受けられます。


<ケース1> 一般的な上場企業
上場企業なので皆が安心、コンプライアンス重視経営と思いがちですが無能な人事部長で駐在員は死にます。


無能な人事部長:「後任がいないのであと1年続けて欲しい。」
現地法人駐在員:「はい。わかりました。」 日本に家族もおり、年齢的にも転職不可能組は人事部の言いなりになるしかありません。稀に、50代でも有能な技術者は転職できますが、一般管理職は無理です。


⇒ それから、数か月後心を病んでいた駐在員は誰に相談することもできず自殺。
  無能な人事部長は駐在員の健康状態、メンタルヘルスなど気にもしません。後任がいないから帰任させることはできない、当たり前の回答しか思いつきません。
ベトナムに進出した理由は人件費の安い労働力を活用するため、後任がいないのは待遇に魅力がなかったりする訳ですが無能人事部長は現地の待遇改善は絶対にしません。
なぜなら、無能イコール保身だからです。



<ケース2> 売上50億以下の中小企業
大体がワンマン経営または幹部クラスが自分の力でここまで成長させたと自信満々だったりする。自身の決定に疑いの余地がありません。


現地法人駐在員または現地採用日本人
「大変申し訳ございません。小職の力不足で業績が改善しません。引き続き検討します。」


ワンマン経営者
「場合によっては交代人事もあり得るからその積りで臨んでくれ。兎に角数字が命だ。」


現地駐在員、現地採用
「はい。」


⇒朝から晩まで仕事。土日はゴルフ、夜は飲み。
こんな毎日を3年続けたある日、脳卒中で逝く。


ワンマン経営者は社員の健康診断を考える余裕がありません。
会社の金 イコール 自分の金です。
1円も他人の為に支出したくありません。
予防医学の観点からほど遠い人種として認定してもいいでしょう。
「病気じゃないのに病院行ってどうするんだ。そんな無駄な金はないよ。」
健康診断?労働許可書申請のときに行っただろ。それで十分だろ!!


※労働許可書に必要な健康診断だけで社員の健康は守れません。




ベトナムに進出する企業の目的は経費削減で利益を出すことです。
その考えで現地で働く社員の健康状態なんて気にしてくれるはずはありません。
(もちろん、たまにいい会社もあります)


ここベトナムで働いていくのなら自分の身は自分で守るぐらいの決意でいて下さい。


                                つづく

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