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ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

技能実習生と密輸、地下銀行

ベトナム人技能実習生が副業として行っている密輸と地下銀行について皆さんと情報共有したいと思います。


ベトナム人技能実習生は現在、30万人を超えると言われています。十数年前の10倍以上です。彼らの副業が日本経済に少なからず悪影響を及ぼしていることをご紹介しましょう。


①密輸:技能実習生は通常であればベトナムから日本へ向かい期間満了で日本からベトナムに帰国することになります。例外的に一時帰国する方もおります。
単純に計算すると年間10万人近いベトナム人が日本とベトナムを往復します。
ここに目を付けたのはワンドキャリー業者や密輸業者です。それらの業者は技能実習生のネットワークに侵入し少額の手数料を払って日本製の製品(化粧品、医薬品、ブランド品、電化製品など)をハンドキャリーさせます。


これにより、ベトナムにある正規代理店には大きな打撃となっております。


金額は判りませんが、数十億円くらいの商売は成立しているのではないでしょうか。


②地下銀行:これは日本警察、国税が総力を上げて調査している項目になりますのでもしかするとこの読者の皆さんにも警察関係者がいらっしゃるのかもしれませんね。
以前、本ブログでも紹介しておりますがこの地下銀行では年間数千億円規模が違法に日本とベトナムを行き来しています。


地下銀行の仕組み


<ベトナム→日本>


ベトナム国内で脱税などをして巨万の富を築いた日本人が本国へ送金したいとします。そこでベトナムにいる仲介業者(地下銀行屋さん)へ現金を渡します。
次に、地下銀行屋さんは日本にいる仲間(支店)へ連絡し依頼者の指定する口座に送金または現金で手渡しすることになります。
つまり、現金はベトナムから日本に移動していないんですね。ベトナムと日本にそれぞれ支店がありその支店に入金または出金することでお金のやり取りを完結している訳です。これは違法行為ですので読者の皆さんはマネしてはいけません。


<日本→ベトナム>


日本国内で技能実習生として一生懸命働いたお金をベトナムに送金したいが、銀行などを利用すると手数料が高いと感じた方々はこの地下銀行を利用します。先ほどの、「ベトナム→日本」と逆の流れになりますが原理は同じです。
技能実習生が日本にいる仲介業者(地下銀行屋さん)へ現金を渡します。ベトナムでは支店がありますので支店から技能実習生の家族などが現金を受け取る仕組みです。30万人が年間100万円を地下銀行でベトナムへ送金したとしたら数千億円にもなります。大手銀行からすると損失数十億円に上ります。また、マネーロンダリングの関与もありますので日本の警察や国税は本当に頑張ってます。


※読者の皆さんが地下銀行に関与すると必ず日本警察に捕まりますのでご注意ください。

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