ここ数年ベトナム共産党の国家運営に歪が出ていたのは感じていました。今年に入り露骨に表面化しているので筆者も驚いています。
真面な国家運営ができないレベルまで落ちています。

読者の皆さんは肌感覚で感じることは無いかもしれません。

簡単に言うと、以前は賄賂などを渡したり人間関係で何とか前に進めたんですよ。効率は悪くても取り合えず、お金があれば何とかできた世界でした。もちろん、お金がない人には厳しい世界でしたが、今年に入りお金で解決できない事例が多発しています。
原因はベトナム共産党の組織運営に歪が出て、役人の統率がとれていない事。さらに、傲慢な役人が増え全く仕事ができない無能な人間が共産党中枢にもおり、通常の業務すらこなせないレベルまで落ちています。
ベトナム戦争前生まれの方々は何だかんだ一生懸命で優秀でした。それが、今や80年代世代が実行部隊で働いている訳ですがコネで省庁に入っているので少々頭が悪い。優秀な人材もたまに入ってくるが幹部に上がる前に辞めてしまう。結局残ったのは人民から賄賂をいかに受け取るかしか頭にない人間ばかり。

筆者や筆者の知人で共産党幹部の認識ではベトナム戦後最大の危機ではないかと考えています。これ以上、落ちれば国家運営ができなくなるレベルです。