真面目に働かない経営者
今回の話題は日本人経営者でも駐在員の話でもありません。ローカル企業の社長さんのお話です。
ローカル企業ですので、年商1000万円くらいから5億円くらいの規模感だと思って頂ければいいのではないでしょうか。年商5億円程度ですと、ワンマン社長で大成功したような会社です。もちろん、ワンマンで人材も育ってる気なんてゼロですのでそれ以上事業拡大もできないような会社になります。
なぜ、真面目に働かないかと申しますと、、利益余剰金があれば設備投資や人材に投資する訳ではなく直ぐに「株」や「不動産」を購入してしまうからです。本業よりも金融商品や不動産で儲けようとしてしまうんです。
利益余剰金ならまだいいですよ。
筆者の知人の場合ですと、会社の資産などを担保に銀行から融資を受けてその金で株や不動産に投資です。いやいや、真面目に働きましょうよと思ったのですが調べたところこの数年で営業外収益によって黒字化しているベトナム企業が沢山あるじゃないですか。
寧ろ、我が社も彼らのマネをすべきなのではないかと考えてしまうほどです。
筆者のご近所の経営者はさらに、一歩進んで銀行と結託して債権の肩代わりビジネスを繰り広げていました。彼の話では、数日で数%の粗利が得られるとのことでお前も一枚嚙まないかと言われましたが流石に怖いですよ。お断りしました。
本当に多くの経営者は本業ではなく、金融商品で資産を築くのに一生懸命なのでこのベトナム経済成長もバブルのように一瞬へ消えてなくなるのかもしれませんね。