一部上場企業 ベトナム現地法人社長の裏ブログ

ベトナム裏情報です。公の場では語られない事実を掲載。

ロストジェネレーション就職氷河期とベトナム経済

氷河期世代はバブル経済が崩壊し、景気が極度に落ち込んだ90年代半ばから00年代前半に社会へと出た。企業はこの頃、人件費の削減を目的に新卒採用の枠を絞った。その結果、大卒就職率は50%台まで低下。正社員としての就職は難しくなり、非正規の職に就く人も増えた。


このロストジェネレーションと呼ばれる世代をベトナムで見ることができた。
彼らは決して就職氷河期だったとは語らないがそういった背景があることは事実だろう。


ベトナムで起業や活躍している日本人は何歳くらいでしょう。私の周りでもこのロストジェネレーションと呼ばれる世代の方が多くいます。
ベトナムで活躍されている不動産会社、投資コンサルテント、会計士、弁護士、飲食店などなど語り切れませんが、この地で起業され活躍されている多くがこの世代でしょう。


もし、日本で就職氷河期がなかったら彼らはベトナムに来ていなかったかもしれません。


彼らは異国の地で起業や活躍できるだけの能力がありました。この能力を日本で活かす場が用意されていたら、ここへは来ていなかったでしょう。



もし、日本で就職氷河期がなかったら我々日系企業のベトナム進出に大きく影響を及ぼしていたでしょう。
未だ途上国を脱しないベトナムで企業活動を継続するには彼ら助けは必至です。



今更ですが、この世代に感謝です。


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